妊活・更年期 プラレバーBB
癌
癌とは
癌とは悪性腫瘍のことですが、腫瘍には発生した臓器や個体に著明な影響を与えるものと、そうでないものとに区別され、前者を悪性腫瘍、後者を良性腫瘍と一般に呼びます。この両者の性格には種々の面でかなりの相違が認められています。悪性腫瘍は正常な組織、細胞との類似性が少なく、異型性が強いといわれ、腫瘍細胞は周囲の組織を圧迫して増殖するよりも、組織、細胞の間に浸潤しつつ発育する傾向を示します。また、転移、再発をおこすとともに発育の速度が速い特徴をもっています。さらに、全身に影響を及ぼし、悪液質の状態となります。一方、良性腫瘍は、腫瘍組織が一つの集団として周囲の正常組織を圧迫するように増殖するだけで、悪性腫瘍のような直接的な被害を与えることは少ないです。腫瘍は、上皮性組織から発生するものと、上皮でない組織(非上皮性組織)から発生するものとがあるので、悪性腫瘍の場合も、上皮性の癌(がん)(癌腫)と非上皮性の肉腫とに大別されます。
悪性リンパ腫
リンパ組織に発生した進行性悪性の腫瘍で、癌と同じ性質をもっています。原因は不明の点が多いですが、なかにはウイルスが原因と確定されつつあるものもあります。発生部位は、リンパ球がつくられるところならどこにでもできますが、もっとも多いところは、頸(けい)部、わきの下、鼠径(そけい)部のリンパ節であり、進行すると全身のリンパ節からさらに骨髄内にも拡大し、血液中にも多数の病的リンパ球が出現します。白血性悪性リンパ腫といわれ、リンパ性白血病と同じ症状を示すことが多いです。顕微鏡所見からホジキン病と非ホジキンリンパ腫に大別され、さらに非ホジキンリンパ腫はリンパ肉腫、細網肉腫、濾胞(ろほう)性リンパ腫およびバーキットリンパ腫に細別されます。また最近になって、増加しているリンパ球の形からの分類が行われています。病巣の広がり方からⅠ期、Ⅱ期、Ⅲ期、Ⅳ期に分けられますが、I、Ⅱ期では、腫れたリンパ節が横隔膜のいずれか一方にあり、Ⅲ、Ⅳ期になると両側に広がり、Ⅳ期では全身的にびまん性に広がります。外科手術、照射、抗癌剤、副腎皮質ホルモンがそれぞれの病期にあわせて用いられますが、Ⅲ、Ⅳ期は予後が悪くなり、I、Ⅱ期では完全に治る例もあります。
また、免疫をその役目としているリンパ組織が侵されるために、細菌感染とかウイルス感染に対する抵抗力が低下して、感染症にかかりやすくなったり、自己免疫性疾患が合併しやすくなります。最近は、免疫力を強くするためにBCG、CWSその他の免疫賦活剤が併用されて効果を高めています。
西洋的な治療
癌の治療方法は診断時の癌の広がりにより、局所療法と全身療法のいずれかが選択されます。癌が局在している場合には、局所療法である手術療法または放射線療法が選択されます。一方、全身化している場合は全身療法である化学療法が優先されます。化学療法はいわゆる抗癌剤を使ったものです。抗癌剤は静脈注射、経口(内服)などで投与され、血液により全身へと運ばれて、全身の癌病巣を攻撃します。よって、全身のあらゆる部位にある癌病巣を破壊することが可能であり、全身療法です。発病時にすでに全身化している白血病、悪性リンパ腫などの造血器腫瘍、癌が全身的に転移している進行癌などに対しての治療法です。しかし、現存の抗癌剤は癌細胞のみを選択的に破壊するのではなく、同時に正常組織・細胞に損傷を与えるため、副作用は不可避です。よって、化学療法は有効性のみでなく、副作用を熟知し、それに対する対策を十分にたてて行わなくてはいけないと思われます。

抗癌剤には、DNAの複製およびRNAの転写を阻害するもの(アルキル化剤・・シク
ロホスファミドなど)、DNAまたはRNAの合成を阻害するもの(代謝拮抗剤・・5-
FU、TS1など)、DNAと結合してDNA合成を阻害するもの(抗癌性抗生物質・・
マイトマイシンなど)、細胞分裂を阻害するもの(植物由来の抗癌剤・・タキソールな
ど)、増殖因子受容体チロシンキナーゼ、原因遺伝子チロシンキナーゼ、血管新生など
を標的とするもの(分子標的薬・・イレッサ、ハーセプチンなど)があります。
漢方では?
馬場薬局では

癌の特効薬は残念ながら今のところありません。しかし人間には生まれながらにして、あらゆる病気を克服し、運命を打開する絶大な生命力が備わっています。そしてその力は生命の自然の法則に随う程度に応じて発揮されるように仕向けられていると考えます。ですから、難病治療の決めては自然治癒力を活かすことにより、体全体を整える事だと思います。馬場薬局では、体の様々なバランスを整え、五臓六腑を元気にし、病気に対する免疫力を高めることを目標に、様々な漢方薬や健康食品を使っていきます。

体を構成するすべての組織や臓器は、血液から栄養や酸素を取り入れ、不要なものを排泄し、傷ついた組織を修復し、老化して古くなった細胞を再生することによって、その構造と機能の秩序を維持しています。生命力というのは「体の秩序を自ら作り出す力」であり、これが「自然治癒力」と言われるものです。
私たちの体の中では常にがん細胞のような異常細胞が発生していますが、免疫力が適切に維持されている限り、それらは増殖する前に排除されます。免疫システムが正常である限り、私たちの体の中では、「治療を一切受けることなく、常にがんが治っている」状況にあるのです。

体に備わった抗酸化力は、活性酸素やフリーラジカルの害を防ぐことによって、がん細胞の発生や老化を防いでくれます。遺伝子(DNA)が傷ついても、それを修復する仕組みが全ての細胞に備わっています。修復が困難なくらいに遺伝子の異常が起こると、細胞は自ら死に(アポトーシスという)、正常な細胞が分裂をしてもとの状態に回復する仕組み(再生力)が備わっていると言われます。
さらに、ホルモンや自律神経の働きによって体の機能を絶えず一定に保つ仕組み(恒常性維持機能)が、血液循環や新陳代謝を良好に保ち、治癒力を高めています。このような本来体に備わった仕組みが、がんに対する自然治癒力の柱になっています。
馬場薬局では、これらのもともと体に備わった力(抗酸化力、遺伝子修復力、再生力)を強化する可能性のある医薬品や健康食品をお薦めしています。
がんの統合医療・代替医療
がん治療を受けている人の半数以上が、何らかの健康食品や民間療法や伝統医療(漢方薬や鍼灸など)を利用しているという実態が明らかになっています。その背景には、体力や免疫力や回復力といった本来体に備わった自然治癒力を犠牲にする西洋医学のがん治療の欠点があります。
がん組織の摘出やがん細胞を死滅させることが、がん治療の基本ではありますが、手術や抗がん剤や放射線によって体力や免疫力が低下し、吐き気や食欲低下や倦怠感などの副作用に苦しんでいる患者さんが多いのも確かです。治療に耐えられる体力や体に備わった治癒力や抵抗力を高めるための治療も必要だと、多くのがん患者さんが実感しています。
代替医療という言葉は、先進国で合法的に行われている通常医療(いわゆる西洋医学)に対して、それ以外の伝統医学、民間療法、自然療法などを指す用語です。漢方治療や鍼灸治療は日本では合法的治療ですが、伝統医学として西洋医学とは別に扱われており、代替医療の部類に入れられることが多いようです。
がんの統合医療というのは、西洋医学の標準治療と代替医療を併用することによって、がん細胞を殺すことだけを目標にするのではなく、体の抵抗力や治癒力や精神的な問題などにも目を向ける全人的(ホリスティック)ながん治療と言えます。

馬場薬局では、時間をかけてカウンセリングしながら、その方にとってよりよい治療となるものを提案したいと思っています。
症例
症例1
腎臓がん→肺転移
・ 性別・・・男性
・ 年齢・・・66歳
・ 身長/体重・・・167cm/62kg

症状初回来店時は癌転移による消耗に加えて、治療により片方の腎臓は摘出してあり、残った腎臓に大きな負担が掛かっているため顔色が黒ずんで体がものすごくきついとのことでした。その上クレアチニン値が2.54で腎臓透析も考慮に入れないといけない状態でした。既にお医者様からは殆ど見切られた状態で、「どんな治療でも受けていいですよ。」と言われたとのこと。
投薬と経過
何とかお元気になって頂こうと、漢方の高貴薬と言われるものをベースに、現段階で体質に合うと思われる漢方処方を一緒に、まず1ケ月分服用いただくことになりました。
約1ケ月後来店されたとき、まず顔の黒ずみがかなり取れて元気が出てきてある様子。クレアチニン値が1.7に改善されており、とりあえず透析の心配はしなくて良くなったので、更に同じお薬を1ケ月分服用頂くになりました。
その後、1ケ月おきに来店される度に元気になってこられ、8ケ月後に癌そのものが広がらなくなってしまいました。4年後の現在、体調に気をつけながらご自分の車を自宅のある場所から1時間半かけて運転しながら来店を続けていただいております。

症例2
乳がん
・性別・・・女性
・年齢・・・50歳
・身長/体重・・・150cm/48kg

平成15年5月、乳房の右側に2cm位のしこりを感じたため近くの病院を受診した所、乳癌との診断で、転移の可能性も高いと医師から告げられ頭の中が真っ白になってしまった。その頃はとにかく仕事に子育てにと忙しく、めまい、肩こり、疲れなどの症状はあったのだが、あまり体をいたわることができなかった。手術をすることはすでに決定しているので、何とか治る可能性を高める良い方法はないかとの事でご相談いただきました。その日は養生法や病気に負けない気の持ち方などを指導させて頂き、その方の体質に応じた漢方薬を服用いただく事になりました。
投薬と経過
服用の20日後、予定の手術をされました。その結果、予想通りリンパ節2箇所に転移が見つかりかりました。その時はさすがに本人さんも少し落ち込まれましたが、術後の体調はとても良く、ダメージを肉体的にも精神的にもあまり引きずることなくうまく乗り越えられたと思います。その後5年以上たちますが、当初心配された再発もなく、調合薬を服用していると殆ど疲労を感じないそうで、服薬を続けながら病気が発見される以前よりも元気に仕事をこなしてあります。

症例3
乳がん→骨転移
・ 性別・・・女性
・ 年齢・・・52才
・ 身長/体重・・・御主人が代理で来店のため、詳細は不明。

平成17年12月、乳房にしこりと鎖骨部分に痛みを感じたため婦人科を受診したところ、乳がんから骨に転移しているのが見つかり、そのために痛みが出ているとのこと。即入院の状態だが、「末期のため病院では治療法がなく宗教にでも頼るよう」医師から宣告される。そのため御主人が「なんとか妻を助けて欲しい」とのことでご相談を受けました。
投薬と経過
御主人のお話によると、お薬服用約1ケ月後より、乳房のしこりと骨の痛みが引き始めた。現在服用8ケ月になるが、痛みは完全になくなり、しこりも完全には無くなっていないが以前よりもかなり小さくなった気がする。今月(平成18年8月)より職場にも復帰して元気に働き始めたとのこと。しかし、しこりがまだ完全に無くなった訳ではないので、引き続き服用を続けられるとのことです。